そして観音堂の左手には、さらなる重力との戦いの入り口が。しかも左右に便所と大津そろばんの碑なる蠱惑的な看板が。これは登らぬわけには参りますまいて。



そして予想外に高いところまで上がる事に後悔するのもしかたあるまいて。



なんか広場みたいな場所に出る。



あ、これか。意外に普通だな、そろばんの碑。ちなみに全く知らなかったのですが、大津は江戸期に一気に普及した和式ソロバンの発祥の地なんですね。ただし、それ以前にも中国式のソロバンはあったので、これが日本初のソロバンというワケでは無いのですが。ついでに言えば、その先祖であるギリシャ以降のアバガス(と中国式のソロバン)は必ずしも十進数に対応して無いので、一見しただけでは使い方が判らん場合が多いです。というか、古代から現代に至るまで重量や長さ、さらには通貨の単位で十進数以外が使われた事がほとんど無い日本文化が特殊なのかも知れませんが。



でもってそこからさらに寂れた階段が続く。…ここまで来たなら行って見るべきでしょう。

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