近江の歴史ある観光施設は重力と戦わねばならぬ、という不文律のため、ここも階段との戦いから始まります。朝からこれか、と思うような高さを登ったのですが、こんなのまだまだ序の口だったのでした… 無限階段地獄の先に、ようやく屋根が見えてきました。おそらく観音堂でしょう。 標高127mに位置する三井寺の観音堂。ただし何度も述べているように琵琶湖の標高が84mなので、実質的な高度差は40m前後でしょう。なんだそんなものか、と思う位に既に感覚がおかしくなってますが、それってビルなら10階前後の高低差なのです。 江戸時代初期、1689(元禄二)年に建てられた建物で、屋根が二重構造になってるちょっと珍しい印象の建物。建物は県の文化財に指定され、中に安置されてる秘仏とされる本尊(33年に一度公開されるらしい)は重要文化財だそうな。 観月舞台と言う建物は清水寺のような構造でした。幕末の嘉永二(1849)年に建てられた物だそうな。 境内にあったアヴァンギャル道な電灯。何か辛い事でもあったのか、三井寺の関係者の皆さん。一度落ち着こう、三井寺関係者の皆さん。 |