国立国会図書館デジタルコレクションから転載 必要な部分を切り抜き、加工しています。 さて、いよいよ安土城跡へと突入です。 まずは大手門跡のそばにある入城口から、頂上にある天守閣跡を目指します。例の1687年、貞享(じょうきょう)四年に書かれた城跡図で見ると白線で示した経路です。ちなみに実際はひたすら登りのほぼ軽登山となります。 その後、黒線の経路で隣山の山頂にある總見寺跡に向かい、この古地図には無い山道を経由して大手通りに戻って見学終了です。 ついでながら前回も触れたように、この古地図は古くから知られており、多くの研究の基礎となっているものです。ただし1989(平成元)年から20年近くに渡って行われた発掘調査によると、前回ちょっと触れた大手門周りなどいくつかの新事実も明らかになっています。それでも今回歩いた限りではかなり正確であり、やはり基本中の基本となる資料でしょう。 |