間もなく帰宅困難地域に指定された、すなわち一般人の立ち入りが禁止された地区に入ります。

 

その先には荒野のような光景が広がっていました。
ただし、千葉の耕作放棄田を見てきた経験からすると、ほぼ十年経てば樹木が目立ち始め森林化が進み、こんな野原のような状態にはなりません。よって少なくともこれまでに数回以上、徹底的な除草作業、あるいは土壌除去工事などの手が入ってるんじゃないでしょうか。



帰宅困難区域の中を流れる熊川。この川の河口部の北にあるのが汚染地区の中心地、福島第一原子力発電所です。ちょうど画面左奥の辺りに位置するのですが、さすがに列車からでは見えません。



恐らく震災で被害を受けたままなのであろう、という破損した家屋をいくつか見ました。



福島県大熊町の中心部、大野駅前に来ました。ここが福島第一原子力発電所の最寄り駅だった場所です。
周囲は駅前を除き未だに帰宅困難地区ですから、無人のままとなっています。ただ思ったほど原野化が進んではおらず、どうも住宅街などは東京電力が定期的に草刈り作業をやってたりするようです。それでも手前の家のような状態にはなってしまうわけですが…

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