この先が伊達政宗の墓所、瑞鳳殿となります。



ここが入り口。あ、黒門なのね。

政宗の死が1636年、ここはその翌年に完成したとされますから、1617年に完成したと言われる家康の墓所一号、久能山東照宮より19年前、日光の東照宮が現在の姿になったと思われるのが1936年で、ほぼ同じ年。よって同世代の建築と見ていいでしょう(あくまで復元建築だけども)。ちなみに政宗は最後、参勤交代で江戸に上がった後に病死しており、当時は伊達家の屋敷があった皇居前の日比谷公園がその臨終の地でした。

現地の案内では桃山時代様式の建築としてますが、どう見てもキンキラキンが大好きな江戸期初期の建築様式に見えます。すなわち下品なのですが、予算的にギリギリだったのか、下品もギリギリのラインで収められていて、意外にいい感じ(笑)。



門を通った先もまた階段。その上が本殿です。



階段を登り切った所で振り返った景色。いいですねえ。
門は閉じられていますが、左右の通用門から入れます。恐らく正門は伊達家の皆さん専用といった仕様だったのでしょう。ここら辺りも江戸時代の薫りですな。



その奥が復元された瑞鳳殿。思ったより小さいな、というのが第一印象。訪問時には若い女性が多く、皆で写真を撮り合ってましたが、政宗、若い女性に人気なんですかね。

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