松島湾、決して多くの島が浮かんでるわけではなく、海岸沿いの一部とやや沖合の一帯にいくつか島が並んでるね、という程度です。よって離岸後、しばらくは何もない海が延々と続き、しばらくすると約5q居所先のにある沖合の島がポツポツと見え始めて来るのでした。 ただし主な見せ場は左側に集中しておりまして、右側の窓際に座っちゃうと、ロクに見えないままで終わります。何それ、と思いながらも、まあこれが松島観光なのだ、ともはや達観しておりました(笑)。写真は島の横腹に浸食で四つの穴が開いてる鐘島。 おそらく人が住んでる大きな島の一つ、柱島。これも反対側なんでよく見えません。 松島の名所らしい、仁王島。これも(以下略) 独特の浸食…に見えますが、いやこれ変でしょう、と思ったらやはり首の部分は補修工事で固めてしまったものでした。まあ観光の目玉ゆえ、自然の浸食に逆らってでも永らえたい、という気持ちは判りますが、ここまでくるともはや自然の造形美ではなく、単に人間が造ったものでしょうに。むしろ醜い、とすら思えます。 同じ人工物ならこっちの方が興味深かった仙台火力発電所。これで火力発電所なのです。 実際は宮城郡七ヶ浜町にあるんですが、仙台港からなら7qしか離れておらず、仙台を名乗る気持ちも判ります(笑)。でもってそれが目の前に見えてる、という事は松島の名所とされる島々があるのは、松島海岸からだと遠すぎ、むしろ塩竈の東側一帯からが近い、それどころか陸地から見えてしまう距離なのです。なるほど、かつては塩竈が松島観光の中心地だったのも判るな、と思う。 ちなみのこの火力発電所まで、仙石線の下馬駅から道なりに約6km。同駅から松島海岸駅までが同じく約8q、そこから船で沖合に出る事約6q。…馬鹿なの、この観光コース。…意味ないじゃん、この遊覧船… |