仙台から石巻市方面に向かう、その名もずばり仙石線のホームに向かう途中、巨大なエスカレーターがあり驚く。え?地下なの?そしてこんなに潜るの?ついでに仙石で「せんせき」って読むんだ、と数々の驚きが筆者を襲います。



地下なのでした。
そしてエスカレーターを降りた後、さらに階段でホームまで下ります。核戦争前提の台北駅やペンタゴンの最寄り駅の地下鉄駅、砲撃戦前提のソウルの鉄道網を思い出し、仙台、何と戦うつもりだったんだろうと思う。日本人の知らない、仙台市民だけが知ってる何か巨大な悪の組織でもあるんでしょうか。



ようやく地下ホームに到着。でもってさらなる衝撃として、この仙台駅は始発&終点ではないと知る。
西側にもう一駅、あおば道なる地下駅があり、そこが始発&終点なのです。なんの目的があるんだこの構造、と驚いたのですが、どうも本来は仙台市内の地下鉄と直結する予定だったため、さらに一駅造ったのですが最終的に接続が中止になってしまい、こんな不思議な路線構造になったらしいです。



そして朝の仙台からの下り電車なのにお客さんが多いのも意外でした。
若い人が多かったので、通勤と通学の両方の需要があるようです。ちなみに写真で見直すと、行き先が東塩釜になっておりますね。現地では全く気が付かなかったのですが、実はこの電車、松島海岸駅まで行かないのです(笑)。

仙石線は運行される列車の半分近くが、松島の手前、複線化されてる区間の最終駅である東塩釜(駅名表示は「釜」なのでそれに従う)、そしてさらに手前の多賀城までしか行かないのでした。日本の有数の観光地なんだから、どの列車もそこまでは行くだろう、と思っていたため、これは想定外でした。単線区間である松島海岸駅まで行くのは、高城町、石巻行きの列車しかなく、これらは全体の運行の半分以下なのです。

まあ私の下調べ不足なんですが、これまたちょっと意外な驚きではありました。



仙台駅を出てからも三駅目までは地下鉄で、その後、地上に出ます。台北みたいな路線構造だな、と思う。

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