となれば、当然のごとくここへ。めったに来れる場所では無いですからね。ちなみに涼むのを目的にした人たちで休憩室は満員でしたが、こっちは休む気なんて微塵もないんで問題無し。



横から見た21世紀F-1の床下部。
昭和のヤンキー御用達シャコタン車なみの車高の低さです。余談ですが、職場の若いバイトちゃんはシャコタンの概念を知らず、北海道の地名でもアイヌ語でもない事を説明するのに10分ほどかかった事があります。

この狭い空間に気流を流すことで負圧を作り出し、それで車体全体を強烈な接地圧で地面に貼りつけるわけです。ついでにジョーダンのスポンサーにimation が付いてたのを初めて知る。懐かしいね…とか思ってたら、日本からは撤退したけどアメリカの本社は健在だと今、知りました…。



この世代になるとサスペンションのアームも空力パーツですから、御覧のようにカーボンでカバーがされてます。この時代だとダウンフォースを少しでも稼ぐために既に翼断面形状になってたのか、ちょっとこの角度からでは判りませんが。

手前に飛び出しているHONDAの文字が入った部品はチムニーダクト。見た目そのまんま、一種の煙突でエンジンの熱をここから逃がしてました。フタがしてあるため、ただの突起になってしまってますが。エンジンが冷えすぎる時は、かつてのラジエータように開口部を塞いでたのでその再現なのか、単に展示用に塞いだのかは不明。ちなみにこれ、後に搭載禁止になったはずで、今のマシンでは見られない部位の一つです。



この世代だと、運転席周辺にもいろんな空力パーツが付いてます。あんまり見た目は良くないなあ、と思いますが。



真後ろのローアングルで床板の跳ね上げを見ようと思ったんですが、真っ黒な上に暗くてよく判らん写真になってしまいました…

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