こちらも前回は展示が無かったホンダのトラックT500。ホンダ初の四輪車でもあったトラックT360のエンジン排気量を上げた車です。
これも1964年発売だったのか。

でもって当然これもミッドエンジン、そしてエンジンはS500と同じものを積んでる狂気のトラックでした(笑)。ただし、ほとんど売れなかったようで、私はここに来るまで存在を知りませんでした。



これも車体下に鏡が置いてあり、ミッドエンジン構造が確認できるのですが…正直、良く見えず。排気管が繋がってる先にエンジンはあるはずですが。



で、ちょっと意外だった展示、トヨタの小型スポーツカー、トヨタスポーツ800がありました。いわゆるヨタハチで、ここの収蔵品のようです。厳密には1965年発売なんですが、まあ同世代と言っていいでしょう。個人的には日本車の中では最も美しいスタイルを持った一つだと思ってます。



今見てもかっこいいのですが、当時は全く売れず、4年間の製造で3130台の製造で終わってます。
それでも当時のホンダはこれをライバルと見なし、500ccから始まったSシリーズが最後は800ccまで拡張されたのは、この車の存在が大きいでしょう。ちなみに販売成績ではホンダのSシリーズの圧勝で、S800 だけでも1万1000台を超えてました。



ホンダの小型バイク、モンキーシリーズも1964年デビューだったそうな。真ん中が初代モンキーで、手前はその原型となったZ100。これはホンダが運営に関わっていた多摩テックなどの遊園地向けの50ccバイク。ヨーロッパのショーに出したら、意外に好評で、これがモンキーシリーズのデビューに繋がってます。

一番奥は1958年発売のスポーツカブ。1964年とはあまり関係が無い気がするのですが、どうもこの年から4速ギア搭載に変更された、という事らしいです。

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