銀座でショックを受けたまま、晴海通りを南東に向かい、築地の場外市場に来ました。ここもほとんどが閉店中、当然、人なんか全くいません。 全く人が居ない、築地の場外は完全に雰囲気が変わって、地方のさびれたシャッター商店街のようでした。 1年前に来たときは、外人のお客さんを中心に歩くのも大変なほど、この狭い通りに人が溢れていたのに… いやはや…もうゴーストタウンですね。何件か、営業中のお店もありましたが、これでは厳しいでしょう。 築地の場外市場は、そういった市場があるのではなく、かつての築地魚市場に来るお客さん相手に発展したただの商店街です。築地は西と南は川に挟まれているため、自然と東側に開けたものでした。それがここ15年くらいで観光化が進み、魚市場が2018年秋に豊洲に移転した後も、独自に生き残る事に成功したのです(ちなみに牛丼の吉野家は築地の市場に来る人たち向けの速くて安い、日本式ファーストフードだった。それが後にフランチャイズ方式に目覚めて一気にチェーン店化、一度倒産してから復活、現在に至る。ちなみに築地の魚市場が移転するまで一号店は健在だった)。 が、JRの駅は付近になく、決して便がいいとは言いかねる場所、しかも周辺に大きな人口は無いので観光に頼るしかなく、このコロナの後、結構きびしい淘汰が待ってるような気がします… さて、そろそろお昼という時間帯に通過した日本橋の三越本店前。ここも決して便がいい場所でないし、そもそも三越本店に買い物来る人が電車には乗らんだろう、という事でそこまで混雑はしない場所ですが、日曜のお昼にここまで閑散としてるのは異常でしょう。ちなみに、先ほど触れた銀座の三越を本店と思ってる人がまれに居ますが、こちらの日本橋三越が本店です。 どちらも中央通り(中山道)沿いで、わずか2q未満の間に二つも三越がある、しかも途中には高島屋本店もある、という超高級百貨店地帯ですが、この道をまっすぐ北上すると、秋葉原のど真ん中に出ます(笑)。さらに北上すれば上野駅前であり、すなわち私は自宅に帰還中なのです。三越を梯子するほどの金持ちなわけではありませぬ。 ついでにこの三越のすぐ裏が日本銀行券の元締め、日本銀行、その横すぐには、かつての三井財閥の本部、三井本館があります。ちなみに日本銀行のすぐ裏の四角い一帯は全て三井の土地で、昔から現在に至るまで、その心臓部でした。なるほど、という感じですな。 |