平日という事もあって人は少ない。まあ微妙に変な場所なのであまり人は来ないのかもしれませぬ。なんでこんな場所にこんな公園が、というと、この先が軍の中枢、海軍と空軍の司令部のある一帯だからです。陸軍司令部だけはすでに述べたように別の場所なんですけどね。
あとは圓山大飯店のすぐ下なので、外人の金持ちの皆さんに台湾軍の凄さを見せたかった、という面もあるのかも。人、居ませんけどね(笑)。
それほど広い公園ではないものの、一応、遊歩道などもあり、普通の公園になってます。まあ、普通の公園に155o砲は置かれてない、という気もしますが。
奥に見えてる建物は海外に向けて多国語放送やってるラジオ局、台湾国際放送。いわゆる短波放送で、中国本土に向けて(北京語、広東語、客家語まで)電波を飛ばしてます。日本語放送もありますが、私は聞いたことがありませぬ。これも政治的な意味合いでこの場所にあるんでしょうね。
その丘の上に見えてる圓山大飯店。
14階建ての高層ホテルの上に屋根を載せてる、という中華圏のビルにたまに見られる構造です。ただしここの屋根は必要以上に巨大で4階建て分近い高さがあり、何の意味があるんだ、というくらい巨大なものになってます(下段の屋根は飾りでこの上に眺望室などがあるらしい)。冷戦期の建物ですから、実は対共産党巨大決戦ロボとか隠してあるんじゃないかと個人的には疑ってるんですけどね。実際、レーダーサイトくらいなら隠せるんじゃないかな、これ。
さて、という感じで公園の見学は終了、剣潭駅駅に戻りましょう。
前回も書きましたが、台北名物 士林夜市に行くなら、士林駅ではなく剣潭駅の方が近いし便利です。
が、この時はやや疲れていた事もあり、ウッカリ改札を通過してしまい、隣の士林駅まで移動してしまう。駅を降りてから、あれ、ここじゃない、と気が付いたのですがすでに遅し。戻るのも悔しいので、このまま行っちゃいましょう。こちらからでも行けるし、場所は前回訪問してもう知ってるし。
駅を降りると士林夜市の案内が。ちなみに下にある公有 士林市場が夜市の中心になるのですが、この看板によると夜市と市場は200mほど離れてる事になる。…なんで?と思うも、まあいいか。ちなみに一番上に見えてる士林官邸が、例の蒋介石閣下の自宅跡。ホントはここも行って見たかったのですがこの段階で午後5時近くで時間切れ…
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