とりあえず公園を出て、すこし南に向かいます。この先に台北の城門を再建した、東門があるはずなのです。まだ見ぬ門なのでちょっと行って見る事に。



途中の壁で見かけた落書き。
グリーンピースを名乗ってますが、ホンモノかなあ。まあ、連中、ホントにタチが悪いですから、やりかねませんけども。
ちなみに右のマスクの絵の下の文章は、私は安全な空気を希望する、といった意味ですが、左の工場とドクロマークは何だこれ。ハッシュタグのようなモノが付いてますが、直訳すると、深圳とマカオ(あるいはオーストラリア)から撤退せよ、といった意味なんですけども…。なんで?



とかやってるうちに見えて来ました。奥の方のあれですな。ちなみにここ、台湾の行政区ど真ん中なんですが、ほとんど人通りがありません。霞ヶ関あたりだと、平日昼間なら結構人いるんですけどね。この辺りちょっとワシントンDCを思い出し、こういった所も妙にアメリカっぽいんだよな、と思う。



といったわけでこれが東門、別名「景福門」。
ただしこれも戦後に新築された鉄筋コンクリート建築で1966年に建てられたもの(1965年に既に完成してた説もあり)。小南門(前回見学)、南門、と同じパターンですね。西門はすでに現存しませんので、往時の台北城の門が見たければ、前回見学した台北駅の横の北門を見に行くしかありませぬ。

ちなみにこの東門も、かつては城塞のような箱型建築の門、北門と同じような構造でしたから、現在の門とは似ても似つきません。…なんでこんな風にしちゃったんでしょう。理解に苦しむ所です。まあ、元々の門も1884年完成なので、日本はすでに明治時代の建物。すなわちそれほど歴史があるわけでは無い…、というかなんでそんな時代に城門なんて造ってるの、という所ですが…



ちなみにこの門の正面が台湾のホワイトハウス、総督府です。あの反対側が西門地区ですから、この建物は旧台北城のど真ん中にあるのが判ります(中国語の城は城塞ではなく壁に囲まれた城塞都市を意味するのに注意)。
 


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