細かくてクドイ、という中華文化、特に清代以降の特徴を全面的に受け継いだ陶磁器類。
陶磁器なのに透かし彫りのような構造になっていたりと技術的にはすごいのですが、欲しいか、と言われれば、全く興味が無い、というのが私の趣味でございます。



こちらは象牙の彫刻。これまた中華文化の神髄系ですね。ちなみに世界一の象牙コレクションと、ゾウさんの写真入りで看板があり、なるほど今でも中華系の人たちには象牙って貴重なんだと思う。そういった連中はゾウに踏まれて死んでしまえと思う。



こちらはサンゴと真珠、そして玉(ヒスイ)を使った置物。実物は20cm前後の小さいもので、そこにこの情報量を詰め込んでるのですから、もはやパラノイアです。
この真っ赤なオッチャンが持ってるのは恐らく北斗七星を模したモノなんですが、なぜか星が六個しかない。もしかすると、この人、北斗七星の第一星を擬人化した魁星さんだから本人を含めて七つ?
ちなみに中国語の魁星には、北斗の先頭の星の意味から転じて秀才、エリートと言った意味もありますが、あまり頭は良さそうに見えませぬ。



清代末期の文化人の書斎を再現した展示。よく見ると手前に対になった狛犬がいて、文化人でも魔除けは置くのね、と思う。



といった感じで見学は終了。駆け足で見たのですが、それでも9時過ぎに入って11時ごろまで、2時間かかってしまってますから、やはり大型の博物館ではあったなあ、と思う。
 


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