その先にはさらに古代、唐代とかの焼き物とかがあり。こんな古い時代の遺物がホンマに紫禁城にあったんだろうか、という気もします。実際、ここは台湾に渡った後も民間からの寄付などで収蔵物を増やしており、この辺りの展示品をどこから持ってきたのかは不明です。
石碑の拓本も多数。文字が上手いですね、という以上の感想は無く、何が書いてあるか読み解く気力も興味もないので、ここは速攻で飛ばす。
ちなみに文字、日本でいうところの習字は中国文化の精髄ですから、それなりの展示があるんですが、中華系のひとですらほとんど見てませんでした…
まあ、そんな感じでバンバン進みましょう。この辺りから二階の展示に入ってゆきます。
ちょっと面白かった曲水の宴の絵画をCGで処理して、ほんとにお皿が小川を流れてゆくようにした映像展示。天井の映写機から床に投影してます。
庭園内に造られた小川にお酒の入った小杯を流し、それが自分の前に来るまでに一句を造り、歌ができたら皿の上のお酒を取って飲む、という風流というか、雨天決行不可な飲み会というか、そんなシロモノ。
ただし、日本では短歌のはずですから「あれやこれやで いとおかし」といったどうでもいい内容を駄洒落を含めてミミズがのたくったような字で作っておけばいいだけですが、中華圏では漢字で、しかも漢詩で書かねばなりませぬ。これ、詩を作る才能だけではなく速記の才も必要だったんじゃないの、というかこの小川、流速何メートルなの、やけに速いけど、などと思う。ひょっとして明代以降の中国ではルールが違うとかですかね。急性アルコール中毒とかになったら風流も何もないでしょうし。
とりあえず、この展示はあまりよく見てこなかったので詳細は不明ですが… |