こちらは香木の展示。日本の香木は削って燃やして香りを楽しむものですが、これ、香木本体に精密な彫刻が施されており、削って燃やすようには見えませぬ。どうやって使ったんでしょうね。展示にはその点の説明がなかったので謎としておきます。



仏像なんかもありましたが、比較的、少数です。まあ、仏教国ではないですからね。
こういった宗教色の強いものは、共産中国時代に破壊された可能性が高く、そういった意味では台湾に持ち出されたのは幸運なのでしょう。



こちらはちょっと珍しい明代の陶器展示。
北京が中国の首都となったのは元王朝以降ですから、故宮には元、明、清の各王朝の遺物があります(中華民国のごく短い時代に南京が首都になるが)。収蔵品のうち、中心となるのはすでに述べたように清代のものですが、陶器などは明代のものも、多く見かけました。



展示はこんな感じで、どこか日本の国立博物館を思い出させるものがあります。



こういった白磁、あるいは青磁とかがズラリ並んでおり、わかる人には宝の山なのでしょう。
が、焼き物には何の興味もない私からすると、地震が来たら大変だなあ、といった程度の感想しかありませぬ。
 


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