■岩盤の中の地獄



そこからは先は細い通路が続きます。
ただし高さは十分にあるので、意外に歩きやすいです。



そしてさらに深くまで潜ってゆきます。



その壁には黒い部分があり、記録は残ってないものの、
この内部でもなんらかの戦闘があったと思われます。
火炎放射器、使われたんじゃないかなあ、と。



その先の幕僚室。意外に狭いです。
ここの壁も当時のままだそうで、そこには弾痕というか、
手りゅう弾の破片のような穴が開いてます。

現地の解説だと、手りゅう弾による自決の跡だろうとされますが、
確証はないものの、私は戦闘、あるいは米軍による最後の掃討の跡のような気が。
通路の奥まった部屋に突入する前に、私なら二、三発は放り込むと思いますので。



そこから少し広い通路に出る。
ここの壁にも支柱用の穴があり、どうも木造の骨組みで崩落防止の支えを造り、
その上からコンクリートを塗ってしまったようにも見えます。
(現在はコンクリート製の支柱にされている)

立てこもった人数からすると最後の10日間、この辺りも人であふれていたはずで、
見学しながらも複雑な気持ちになります。


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