■最後の目的地へ



さて、沖縄最後の訪問地は那覇の南、豊見城(とみぐすく)市内にある旧海軍の沖縄司令部跡。
これは現存する戦時の壕の中でも最大規模であり、
アメリカ軍に沖縄戦において最も堅牢で強固な陣地だった、と言わしめた場所でした。

首里城からだと車で20分ほど。
で、本来の駐車場と間違えて、入り口手前に停めてしまったため、
延々とこういった階段を上るハメに。
首里の陸軍司令部と同じく、ここも高台の上にあるのです。



そこから下を見下ろす。
ここは本来は左に見えてるスポーツ広場の駐車場だったようです。



高台であり、周囲には多くの亀甲墓があったので、
ここも本来は聖地としてのグスク、墓所だったのだと思われます。
ただしこの一帯も戦中に完全に破壊され尽くしましたから、現在のお墓は恐らく戦後のものでしょう。



長い階段を上ってようやく壕の入り口に。
そこにはアメリカ人の団体さんが先におり、えらくガタイのいいお兄ちゃんたちの集団だな、
と思ったら会話からして海軍か陸軍の研修だったようです。
両者は階級呼称が同じなので、どっちだか判別がつかなかったのですが、もし沖縄の陸軍であり、
しかもこれだけガタイのいいお兄さんたちが戦跡の学習をしてるとなると、
あの人たちしか考えられん、という事になります。

この点については、今回のオマケ編で。



裏口から入ってしまう事になったようで、長い廊下を歩く。
この先が壕の入り口と、簡単な展示室になっています。
ちなみにここも有料で、入場料は440円と妙に半端な金額でした。
(400円+税+端数切り上げ?)

といった感じで、今回の本編はここまで。


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