■沖縄の屋根



その先から外に出れました。
家の裏は丘陵の斜面なのですが、そこからぐるっと周囲を回れるようです。
行くでしょう、これも。



裏から見るとこんな感じ。
屋根に突き出してるのは台所の煙抜きだと思います。

個人的に気になってるのはこの沖縄の屋根瓦。
丸いカマボコ式の屋根瓦は間違いなく中国南部の様式ですが、
なぜオレンジ色なのかが判りません。

上海、蘇州周辺の歴史的建造物の屋根はすべて黒い無色のもので、中国本土ではこういった瓦を私は見ませんでした。
例外は台湾、タイなどにある道教廟で、ここは逆にほぼ全てがオレンジ色の屋根を持ちます。
なので、南アジアでオレンジ色の瓦は、本来なら宗教施設向けのものなのです。

で、この点もK山さんい確認したら、粘土の色の問題ではないか、と言われる。
あ、そうか、これ素焼きなんだ。
それって瓦の意味がないのでは…と確認したら、実際、沖縄の屋根瓦は水漏れするそうな。
うーん、別の意味で謎だなあ、それ。



そこから入り口まで戻って来ました。



ここに井戸があり。
石組みの台座を使った滑車もあり、これも沖縄だなあ、と思う。
ちなみに左手に見えてるのは家畜小屋で、馬、牛、ヤギを飼っていたそうな。
…やはり沖縄でヤギは基本みたいです。



最後に例の券売所兼売店でお菓子の提供があり、おいしくいただきました。

さて、では次の目的に向いましょうか。


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