■私の知らない本州へ
その先は当然、飛騨山脈(北アルプス)となります。
東京からは遠すぎて、ここは燕岳くらいしか登ってません。
まあ昔は自家用車で山頂直下まで入ってしまえた乗鞍も反則登頂してますが(笑)。
その南端付近を通過。
手前が2014年に噴火して悲劇的な登山災害を起こした御嶽山、
(おそらく山岳遭難事故として日本最悪のものだ)
その奥、雲を挟んで見えるのが、山頂下まで道路がある反則技の3000m級、乗鞍岳。
あれはもともと陸軍による高高度エンジン開発用の研究所がここに造られたため、
そこへ向う軍用道路だったんですよね。
そこから延々と山脈地帯を飛ぶ。
飛騨山脈の西がこんなに山だらけとは初めて知りました。
よくこんな場所で信玄と家康は縄張り争いをやったもんだと思います。
ダムも多いですね。
でもって突然、平地に出る。
左手に湖らしきものが見えており、あれ、これ琵琶湖?
……となるとこれ、賤ヶ岳上空じゃないの!
写真のあたりが柴田勝家VS豊臣秀吉の決戦場となった賤ヶ岳です。
よく見ると北側に小さなもう一つの湖があるのですが、あれが余呉湖です。
賤ヶ岳、日本最大の山岳戦と思われがちですが、ここは左右を湖に囲まれており、
極めて狭い戦場に両軍が布陣、さらに救援の丹羽軍団は湖を利用してる形跡があり、
実に立体的な戦いが繰り広げられた珍しい戦場なのです。
これも一度記事にまとめようと思って、この南にある安土桃山城、
そして織田家時代の秀吉の本領、長浜城とをあわせて昨年、旅行を計画してたのですが、
いろいろあって実現しませんでした…
まさか空から先に見ることになるとは思いませなんだ。
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