■そして屋外展示へ



初期のA型はすでにほぼ退役しつつあり、この機体もそんな中の一つ。
1976年製とされてますから、もっとも早い時期に製造された機体で、
1991年には早くも空軍の第一線を退いて州軍機になっていたようです。
その後、また空軍に戻って整備員用の訓練機材とされた後、
2013年にこの博物館に寄贈されたものだそうな。



さて、ではさらにその奥、博物館の北東部にある屋外展示に向かいましょう。
これ、どこにも案内が無い上に普通に駐車場と博物館を行き来してるだけでは全く見えない場所にあるので
見落とさないように注意が居る展示です。
(今回は利用しなかった食堂、ヴァルキリーカフェを使うとそこから見えるのだけど)



まずは第二次大戦中にイギリスに展開した戦略爆撃機部隊、第八空軍の施設を再現した屋外展示。
全て再現建築ですが、興味深いものではあります。
ここも中を見れるのですが、博物館より1時間早く閉まってしまうため、今回も中は見れず…。
もう30分早く出て来てれば見れたんですけどね…

ちなみに左から管制塔&司令部、宿舎、トイレで、トイレだけはずっと解放されていて、
実際に使用することができます(笑)。
真ん中の宿舎がいわゆるカマボコ宿舎、簡易建築のニッセンハットで、
ニッセンはこれを設計した軍人さんの名前(カナダ人らしい)、Hutは本来あばら家、掘っ建て小屋、
といった安っぽい建物をさす言葉ですから、兵員の皆さんからは
あまりいい印象は持たれてなかったんでしょう、これ…。



トイレの横にはちょっと洒落た街灯があり、これも当時の再現かなあ。
軍の基地にこんな洒落たものがあるとも思えないのですが。



では機体の展示に入って行きましょうか。
まずはロッキードC-60Aロードスター。
陸軍では練習機、あるいは輸送機として利用されていた機体のようです。

てっきりエレクトラの軍用型だと思ったんですが、ロードスターという民間機があり、
それの軍用型だとのこと。そんな機体あったんだ。
とりあえずエレクトラの発展型みたいな機体らしいですが、詳細は面倒なので調べず(手抜き)。
ちなみに装備やエンジンの違いによって、陸軍版は
C-56、C-57、C-59、C-60と4種類あったらしいですが、その細かい分類はよく判らず(さらに手抜き)。


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