■サルではない類人猿だ
実験はさらに進んで、より人間に近い動物としてチンパンジーがロケットで打ち上げられました。
1961年1月、アメリカ初の有人宇宙飛行計画、マーキュリー計画の一環で、
人間が飛ぶ前にチンパンジーで安全を確認したわけです。
チンパンジーはハム君という名前で、展示のものはそのハムが来ていたフライトジャケット(右)と、
その中に着用した一種の下着だそうな。
フライトジャケットはかなりキチンと仕立てられていて、なんともアメリカだなあ、と思ったり。
こちらはそのチンパンジーの訓練用の機械で、宇宙船で最低限の操作をさせるため、
ランプが付くとレバーを押すようにさせるための訓練装置だとか。
これで成績優秀だったばかりに、ハム君は宇宙に行くハメになった、という事のようです。
こんなものまで展示するのね、と思わなくも無くも無く。
というか、チンパンジーの訓練、空軍の管轄だったのか…
と言った感じで、ICBMの館は大筋で見学終了、よって今回の本編はここまで。
今回は久しぶりにオマケ編もありです。
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