■鉄のマイク
という訳で、今回のオマケはこれだよ、ペロ君。
「…いや、例によってこれだよと言われても…ナニコレ」
アイアン マイクさん。Iron
Mikeはアメリカ軍のスラングで、
日本語にすると鉄人さんという感じだ。
「直訳じゃん」
他に訳しようがないんだけど、この場合、文字通り物理的に鉄人、
というか金属人であり、欧米でよく見る記念碑などにされてる人物像をこう呼ぶんだよ。
日本だと駅前や公園の変な人物彫刻とかブロンズ像、あれの軍人バージョンが
アメリカやイギリスでは各地にあるんだけど、それらの愛称としてアイアン マイクが使われる事が多いんだ。
中には本来は別の名前があったのに、アイアン マイクが定着してしまった結果、
誰もその名で呼ばなくなってしまった記念像とかもあるらしい。
「いや、これ彫像じゃなくて鉄のヨロイじゃん」
そこはダジャレで、これがホントのアイアン マイク、という感じなんだろうな。
「で、結局、何なのこのヨロイ?」
これもアメリカ空軍のマスコットの一つなんだ。
「え?マスコットって…これ乗せて飛行機で飛んでたの?」
アラスカのエルメンドーフ基地の戦闘機部隊のマスコットらしいんだけど、
基地に置いてあったらしいので昔ながらのマスコットというより、部隊のシンボルに近いんだろうな。
でもって、このマイクは世界中のアメリカ空軍基地に出没、
各地で目撃証言が残る伝説のヨロイなんだ。
「…心霊現象?」
いや、どうもあまりにデラックスなんで、変に人目を引いて、
当時、アラスカで給油してから世界中に飛んでた他の部隊の連中が
いい記念品とばかりにかっぱらっていったらしい。
「…なんだそりゃ」
が、アラスカの連中も負けておらず、かっぱらっていった連中が判明すると、
すぐさま用事を造ってその基地に乗り込んでゆき、こっそり盗み返して来ていたんだそうだ。
「…なんだそりゃ」
ちなみに少なくともベトナム、グリーンランド、アメリカ本土の複数の基地で目撃され、
その後、アラスカに戻ったのが確認されてるらしい。
「…なんだそりゃ」
といった感じで、今回はここまでだ。
「…なんだそりゃ」
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