■そして大陸間弾道弾へ



東ドイツの乗用車、トラバント601Sデラックスと1989年のベルリンの壁崩壊の再現展示。

ベルリンの壁は現物らしく、アメリカ空軍が記念にもらったものみたい。
9年前に来た時は、二人が東ドイツの国旗を持っていて、これをハサミで引き裂こうとしてる、
というベルリンの壁と東ドイツの崩壊を象徴する展示だったのですが、
現在は旗がお姉さんの上に落ちてしまっており、なんだか変なマントの通り魔みたいになってました。
ちょっと修理して上げようよ…

ちなみにそのレトロ感から一部で人気のトラバント、600cc2サイクルエンジン 28馬力だそうで、
なんだか1990年代の日本の小排気量バイクと同じ世界みたいだなあ、と思う。
(当時は400t で2サイクルとか狂ったバイクが街を走ってたのだ)
低速域ではパワーはスカスカなんじゃないでしょうか。

ちなみにボディは綿繊維を使った繊維強化プラスチックだそうで、なんだそれ…。
軽量化のためなのか、金属不足なのかわかりませんが、スゴイ設計だな、と思います。
そんな車でも東ドイツでは最大8年待ちで無いと買えなかったんだぜ、とここの展示にはありました。

という感じで冷戦の館も大筋で紹介終了です。
では次の展示、弾道ミサイルの館に進みましょうか。



さて、というわけでお次は弾道ミサイルの館。

第三ハンガーと第四ハンガーの間に位置する建物です。
事実上の宇宙ロケットである弾道ミサイルをずらりと並べる展示のため、
ここはハンガーでは無く、サイロのような筒型の背の高い建物になってます。
それでも四つのハンガー展示と並んで、ここの主要な展示施設の一つです。

ちなみに世界一の弾道ミサイルコレクションだぜ、といった解説があったのですが、
そもそもそんなもの収集してるの、あんたらだけやろと思う。



あまりに巨大なミサイルが林立するため、空中廊下があってそこからも見学できます。
まあ、この位置からでも上の方はよく見えないんですけどね。



そこから冷戦ハンガーも見る事が出来ます。
こうしてみるとやはり無茶苦茶な規模の博物館だなあ、と改めて思う。

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