■こんなものもありました
C-130ハーキュリーズのターボプロップエンジンT-56-Aですが、細かい型番は不明。
ジェットエンジン、すなわちガスタービンでプロペラを回すのがターボプロップ、
と言われてもピンとこない気もするのですが、こうして見るとジェットエンジンの回転軸で
プロペラ回してるのだ、というのが良く判るかと。
軸とプロペラが直結されてないのは、レシプロエンジンと同じく減速機を噛ましてあるから。
プロペラの回転が音速に近付くと翼面上衝撃波でまともな推力が出なくなるのは同じですから、
ターボプロップでも減速機は入ります。
JP233 低空滑走路攻撃兵器(Low-Altitude
Airfield Attack
System)。
イギリス空軍が開発した敵の航空基地の滑走路を破壊するための兵器で、
その名の通り低空で侵入、この装置の中に詰め込んだ地雷と爆弾を一斉にばら撒くもの。
イギリス空軍のトーネードが湾岸戦争で実戦投入した兵器ですが、
敵の航空基地に低空侵入するんだから、こちらもタダでは済まず、開戦当初に速攻で1機撃墜されてしまいます。
そもそも湾岸戦争時のイギリス空軍はなぜか低空侵入航空基地攻撃が大好きで、
これ以外にも1000ポンド爆弾による低空進入攻撃をいくつかやっていました。
この結果、航空攻撃開始初日にいきなり2機(内1機がこのJP233を投下)、3日目までにもう一機と、
イラク軍相手にしては大きな被害を受けてしまい、以後、低空侵入爆撃を放棄します。
というか、やる前から気が付けよ、あんたらベトナム戦や中東戦争の資料、
全く見て無かったんかい、という感じですね、この辺り…。
例のA-10用 30oリボルバー砲、アヴェンジャー専用の給弾装置。
手前の部分を機体下にある給弾口に接続して弾薬補給をやります。
30oともなるとかなり大型で、人力では無く動力によって次々に弾丸を送り込みます。
20oヴァルカン砲の場合は人力でも給弾可能なんですが
(機体側のハンドルを回して給弾するので、これを手で回すか、電動ドライバーのような装置で回すかの違い)
アヴェンジャーもいざとなったら人力給弾も可能なんでしょうかね。
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