■神様に愛されてない男の旅立ち

さて、今回の旅は4年ぶりのアメリカ、そして9年ぶりのシカゴ&空軍博物館です。
日程を7月上旬の6日間にしたのは梅雨の間の日本に居てもつまらないのと、
4月に拾ったハムスターを真夏の部屋に置き去りにするのは気が引けたので、
本格的に暑くなる前に行ってしまおうと思ったから。

が、なんと前々日のニュースで昨年の台湾行きに続き、またも台風が接近中のニュースが。
7月上旬にですか…
どんだけ神様に愛されてないの、オレ、という感じで泣きたくなるも、
途中で熱帯性低気圧に落ちぶれて、なんとか朝までには千葉県沖に抜けてくれる。
当日の朝に確認すると成田のフライトは全て定刻で動いてました。

…オッケー、神様、昨年の台湾以来の因縁は、一時休戦といこうぜ。



千葉県出身の私は成田空港の利用がDNAレベルで義務づけられているので、今回も成田から。
でもって、上野地区在住の私にとって最安値で行ける京成電鉄の利用は必然ですから今回もそれ。
ただしいつもは、始発の上野駅から乗ってたのですが、今回はいろいろありまして、
JRとの乗り換え駅となる日暮里からの乗車。
(上野だと京成とJRの駅は5分ほど歩く距離がある)



ブルジョワ専用特急、スカイライナー入線。
普通列車(名前は特急だが普通の切符で乗れる)70分のところをこれだと36分で着いてしまうのですが、
時間は倍速ながら料金は普通料金の約2.5倍近いの2470円。
だったら35分速く家を出て普通列車で行くよ、というのが私の人生ですから、これは見送り。



ただし、今回はちょっと時間が押してたので、成田スカイアクセス線経由のアクセス特急を使う。
これは京成本線経由ではなく新しい路線、北総鉄道経由なのですが、
300円ほど高い運賃ながら12分ほど速くつきます。
まあ、微妙なところですが、ダイヤによってはこれしか走ってなかったりするのです。

ついでに北総鉄道、当初はよほどの規模の計画だったようで、途中はずっと複々線の幅の用地が確保されてます。
つくづく1960〜70年代に日本の政治中枢を担っていた「軍隊を経験してる戦中が青春派世代」
の官僚ってのは国政でも地方自治体でも底抜けのお馬鹿さんだったのだな、と思います。
そりゃ田中角栄にいいように利用されるわけだ。

当然、実際は複線で十分だったので、余った土地は、現在このような太陽光発電に利用されてます。
これはちょっと上手い手だなあ、と思ったり。日本人は確実に賢くなっております。安心だ。



10カ月ぶりの成田空港は基本的に相変わらずでした。



ここ2回の旅行が格安航空利用で、チェックインに大幅に時間を食ったので、1時間20分前に空港に入ったのですが、
あっさり並ばす発券も荷物預かりも終了、手荷物検査も出国審査も秒殺、という感じで、
空港駅に到着してから30分足らずで、この出発ゲートに居りました。
この辺りはホントに素晴らしいぜ、成田空港とJAL。
特にこの後、シカゴのオヘア空港のアメリカン航空で散々な目にあうので、この点は強く強調しておきまする。
何度利用しても、アメリカの航空機運航は先進国とは思えないレベルでございます。

成田空港、後は格安航空の第三ターミナルを含めて、
キチンとした空港内移動用の交通機関を造ってくれれば完璧なんですけどね。


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