■そして荘厳な1マイルへ
という感じで、ついにやって来ましたマグニファイセントマイル。
アメリカで大通り沿いに広がる繁華街、というのは初めてなので、ちょっと期待してたのですが、
あれ、なんか人は多いけど、これ、繁華街?というか商店街?
東京や香港と比べて地味なのは判りますが、ロンドンあたりと比べても、あまり何も無いような…
東京じゃ、これはオフィス街の光景ですぜ、という感じの街並みが延々と続きます。
あれ、こんなものなの、というのが正直な感想。
ハッキリ言って地味です。
新宿やら大阪のミナミ、香港のヤマティ、コウズウェイベイといった世界を期待すると
その賑やかさは1/1000以下、と言っていいでしょう。
事実上、何もないじゃん、とすら思いました。
一応、それっぽいショーウィンドーとかもあるんですけどね。
全体的に高級店ばかりで、なんか繁華街、というのとはちょっと違います。
ロンドンのリージェント通りなどもそうでしたが、どうも欧米のこういった
大通り沿い広がる繁華街は、高級店がズラリとならぶ、という印象があります。
東京で言ったら銀座を3倍くらい高級にして、飲み屋とラーメン屋と焼き肉屋を全て駆逐したような街で、
ハッキリ言うと、私的にはまるで面白くないです、はい…。
とか言ってるうちに、マグニファイセントマイルの中心地と言っていいと思われる
ウォータータワーとジョン ハンコック センタービルの場所に出ました。
右の黒い高層ビルが1969年に建てたれた
ジョン ハンコック センターで、100階建てのビルとしては、
アメリカで2番目に古いものです(最古はエンパイアステートビル)。
ちなみに個人的に日本で一番カッコいい高層ビルと私が思ってる新宿の三井ビルの
設計元ネタの一つがこれでしょうね。
ここの94階に展望台、360 chicago があるので、そこが目的地なんですが、
できれば夜景を見たいなあ、と思ってるので、まだちょっと時間が早い。
もう少し歩いてみますか。
で、その横というか正面にあるのが、この一帯の地名の元、水道塔のウォーター タワー。
その名の通り、市内に水を送り出すための水道塔で、
1869年、日本だと明治2年に建てられたモノ。
これも国家登録史跡(National
Register of Historic
Places)の一つです。
シカゴは1871年に、シカゴ大火と呼ばれる大火事に見舞われるのですが、
完成直後だったこの水道塔はその大火事を生き残り、焼け野原の街中でそびえたつ姿が
シカゴのシンボルとなったとされます。
55mほどの塔の周りは高層ビルだらけで、
現在は全く周囲から見えませんが、当時はかなり目立ったのでしょう。
その右側、道路の反対側にあるのが、マグニファイセントマイルの商業施設の中でも
最も大きなものの一つ、ウォータータワープレイスです。
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