■ちょっと閲覧注意
ここからは、この博物館の売りというか、これのどこが産業科学なんだ、という
人体関係の展示です。
(Sienceは人が造りしものの世界で、Natural
history
が神が造りしものの世界。
なので人類は通常、Sienceに含まない。医療などは別だけど)
純粋な医学的、科学的興味というより、かなり悪趣味、という部分がある展示なので、
そういうのが苦手な人はここから次のページに飛んでしまってください。
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では、そういうの平気、という皆さんはこのままご覧ください。
胎児の展示。まあ、科学的探査の内かも知れませんが、これを展示するか、と思う。
8週間と6日目、という妙に具体的な懐妊期間の説明、どこにも模型ですと断り書きが無い解説板、
なんとなく嫌な気分になってくる筆者。
こちらは11週と6日目の胎児。
非常に細かい解説があり、それがさらに不気味な印象を与えます。
必要か、この展示…。
この後、さらに臨月間近の胎児の展示まであるのですが、あまり気持ちのいいものでは無いです。
少なくとも、人間の子供をこんな形で展示する神経が私には受け入れられませぬ。
さらに悪趣味なのがこれ。
1930年代から40年代にかけて、イリノイ大学と、クック カントリー病院の解剖部が、
医学生の教材用に造った、ホンモノの人体のスライス。
当時、自然死した人を、凍結させ、切断し、ホルムアルデヒド入りのガラスに封入したのだとか。
この博物館は1943年(戦争中だよ)にこれを購入、ずっと展示してるのだそうな。
死んだ人の同意や遺族の同意はどうなってるんだろう、とか思ってしまうところで、
どうも悪趣味な印象が強いです。
これはさすがに模型だと思うんですが、断り書きは無かったんだよあなあ…
人体はいろんな部位からできてます、という展示なんですが、
もう少しやり方はあるだろう、と思うんですよねえ。
根本的に、この手の展示はどこか悪趣味、という印象があります、この博物館。
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