■メーテル入ってる



機関車999号(Engine No.999)。
Express 999、特急999号、という表示もありましたが、あくまで機関車の名前のようだよ、メーテル。
松本零士さんが、この列車を知っていたかは不明ですが、知ってたんじゃないかなあ、という気が。

博物館の解説では、1893年5月に時速112.5マイル(180km/h)の速度記録を達成した、
さらに営業速度でも世界で初めて時速100マイル(160km/h)を超えた蒸気機関車、と紹介されてますが、
調べてみると、この辺りは計測が適当で、
実際は最速でも時速86マイル(137.6km/h)しか出て無かった、という話だよ、メーテル…。



この展示、前回来た時は、なんでサンフランシスコのケーブルカーがここに、と思ってしまったんですが、
実はこれ、シカゴのケーブルカーなのでした。
今回、初めて知ったのですが、1882年から20世紀初頭の1906年まで、約20年間に渡って、
シカゴの主な市内交通手段はケーブルカーだったのでございます。

坂道の乗り物、という印象がありますがけん引によって、車体に動力が要らないケーブルカーは
当時としては意外に有用な交通手段だ、と判断されたようです。
ただし、実際は20年ちょっとで全廃になってるので、微妙な部分はあったような気がします…



展示の車両はレプリカ。
乗るなとは書いてなかったので、乗り降り自由らしいですが、
愛を語り合ってる先客が居たので、今回は見送り。
ついでにこの時代の車両らしく、木造ですね。



最後はこれ、スチーブンソンの蒸気機関車、ロケット号。
当然レプリカで、結構よくできてるのですが、
いやあ、私、ロンドンで実物見ちゃってるしなあ(イヤなヤツ)。

といった感じで、今回の本編はここまで、
今回は久しぶりにオマケ編ありです。


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