■そして前方へ
そこから上を見る。
上の水抜き穴から、カバー部と耐圧殻の接合部の隙間構造が見えてます。
これが接合部内部。
左がカバー部の鉄板、右が耐圧殻部で、両者を支柱でつないでるのです。
耐圧殻を覆うようにカバーが乗ってるのがわかるかと。
あ、これってアメリカの潜水艦とほとんど同じ構造じゃん、と思ったのですが、
後ほど、艦中に入ったら、もっとそのまんまで、驚きました。
アメリカは戦利品として、第一次大戦時のドイツ潜水艦を受け取っているので、
どうもその辺りから、進化させて自分のところの潜水艦を開発したのではないか、
なのでUボートとアメリカの潜水艦はよく似てしまってるのではないか、と思ったり。
前部の舵翼を横から。
ちゃんと揚力を生むような翼断面型になってるのに注目。
やはり進行時に揚力で艦を浮かせるようにしてたようですね。
ちなみになんだかすごい色になってるのは、この博物館の照明の演出。
余計な事しなくていいのに、と個人的には思いますが。
魚雷発射管まわり。
ここも水抜き穴だらけで、艦首周辺もただのカバーだ、というのが判るかと。
ちなみに、後で見るように、この魚雷はかなり巨大なのです。
発射管部のアップ。
あの丸い管のある辺りまでが耐圧殻で、そこから手前(左)はカバーです。
魚雷発射管のフタが右側に開いてるのも見て下さい。
下の管はカバーが閉じられた状態。で、これが右側にずれて開きます。
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