■ホテルは場末感で溢れてた



途中で見かけた変な販売機。
なんで屋根と提灯が?まあ今は時間が無いので、ここは通過。
ところが、この後の3日間、再度ここを見に来ようと思っても、どうしてもたどり着けず。
…夢でも見てたんだろうか、と思うも、原因はよくわからず。



ホテルの前にあった謎の商業施設、新宿プラザ。
東京の新宿から名を取ってると思われます。
この辺りもあとで見てゆきますが、バンコク、香港と同じく、
台湾でも日本は“カッコいいブランド”といった扱いになってました。
この辺りが同じアジアでも、蛇と日本人は大嫌い、という上海、ソウルとの差ですね。

ちなみにビルの上の布張りの広告部がボロボロで、すでに潰れた廃墟かな、
と思ったんですが、これは台風の結果、破れてただけで、
後で見るように元気バリバリに営業中でした。



……はい、本日のホテルがこれ。雑居ビルの2階から4階まで、という変なホテルです。
西門駅から徒歩2分、台北の新宿、あるいはミナミ、といった感じの
西門商業エリアのど真ん中にあるホテルであります。
それでいて1泊約4000円と、台湾のホテルの中でも格安なのでした。
当然、まともなホテルではなかろうと、逆にそこを期待しての選択でしたが、こう来たか(笑)。

いやいや、いい感じですよダンナ。中国返還前の香港のホテルみたいだ。
昼間の状況は知ってましたが、夜間にこれだけ怪しい雰囲気になるとは知らず、
朝の4時過ぎの異国の地で、ちょっとワクワクしてくる(笑)。

ただし看板の左端に朝食付き、となってますが、無かったぞ、そんなの。
もっとも安くて美味い飯がいくらでも食べれるアジア圏で、
ホテルの朝食なんて無くても全く問題ありませんが。
(前回のタイ旅行のようにまともに食事ができない地域をウロウロするなら話は別)

ついでに、王さんのホテルで、キング インターナショナルだろうと勝手に思ってたんですが、
実際は金さんのホテル、中国でも韓国でも金さんは英語つづりでKing と書く人が多いので、
それでキング インターナショナルなんだとか。
冷静に英語だけ見てると、どんなホテルだよ、と思えて来る名前ですが…。



まずはこの怪しい階段を上って二階の受付に。
ちなみに、まさか朝の4時になるとは思ってなかったとはいえ(泣)、
とりあえず深夜到着になる、という到着遅延のメールを英語と日本語で送ったところ、
見事な日本語で返事が来てびっくりする。
ただしこの日の受付のおばさん、翌日のあんちゃん、ともに日本語は通じず、
片言の英語も怪しい、という感じでしたが。

ついでにこの日の受付のおばさまは、名前を言うと、アレ、アンタってばホントに来たんだ、
という感じに、嬉しそうに大笑いする。
つられてこちらも、デヘヘヘヘ…と笑って、なんとも間抜けな展開に。

この入り口右に見えてる女性の写真、なんだか日本のキャバクラみたいですが、
これは下に書いてあるようにライブハウスというか歌謡ショーの店のもので
その出演者の皆さんの写真です。
同じビルの上の階にこんな店がある、という事なのです。

ちなみに朝の4時に着いた(涙)この日は全く気が付かなったのですが、
このライブハウスが毎日夜12時まで元気に営業中で、結構、ウルサイのでした(笑)。
まあ、私なんかは全く気にしないで寝れてしまえますけど、
なるほど、場所の割には宿泊料が安いわけだと思ったり。


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