■事態は巡るよどこまでも
出国審査も終了し、ようやく指定された搭乗口に向かう。
ざっと見る限り搭乗橋の設備は見えないので、バスで機体まで向かう、という事なんでしょうね。
待機用の椅子がちょっと変わったソファーのようなもので、
これはちょっといい感じでした。
これから帰る台湾の人たちは既に9時間遅れで疲れ切ってるのか、
寝てしまってる人、少なからずあり。
こちらが搭乗口、という事は明らかにバスですね。
当たり前ですが全席指定で、しかも座席順に搭乗ですから、
ここで並んでても意味がないんですが、出発時間の遅れにいら立ってか、
結構な人数の人がこの前に集まってました。
青い服の人が添乗員さんですが、時間が来るまでは当然、開門はできず、
お客さんとこの添乗員さんの静かな睨み合い状態が続きます。
この状況を見て奈良公園の鹿せんべい売店を無言で取り囲んでいた鹿を思い出してしまう…
一切、展望施設がない第三ターミナルですが、ここまで来て、ようやく外が見れる。
なんか画面右手の辺りに機体が固まって駐機してるので、おそらくバスであそこに向かうのだろうな、と思う。
でもって、ここで館内放送があり、台北の桃園空港(厳密には成田と同じで台北ではなく隣の桃園市にある)が
まだ台風の暴風圏内にあるため、もし危険だと判断された場合は、
香港国際空港に向かいます、ご了承ください、との事。
ええ、それって成田空港が閉鎖中なのでウラジオストクに着陸します、という位、全然別の場所なんですが。
せめて台湾国内の空港に降りれないんだろうか、小さい機体なんだろうし、と思う。
そもそも、そんなとこに降ろされてしまったら、帰りの航空便はどうなるの、と
バニラエアの人に聞こうと思ったんですが、皆さん、忙しそうなので、
実際にそうなってしまってから聞いてもいいか、と半ばあきらめの心境に…。
ようやく搭乗開始。
急いでも意味が無いと思うんですが、みなさん、なぜかダッシュで
階段を駆け下りてました。
ついつい、つられて私も早足に。
やはりバスで機体まで向かうようです。
3ドア式のバスってのは空港専用なのかな、と思う。
ついでに後輪の変なカバーって何の意味があるのかなと思う。
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