■そして細かい所
こちらはよりデカい155o砲の榴弾。
何が違うの、と思ったら右の方が重さも長さも同じなのに射程距離が短いのでした。
解説は一切ないので、その理由はイマイチよく判りませぬ。
こちらは台湾軍の現用装備たちの模型。
右側の案内板には鋼鉄勁旅、とっても強い部隊、という意味の中国語が見え、
英語でもStrong
armed forces
となってますが、もう少し頭の良さそうな宣伝文句を
考えても罰は当たらないのではないか、と思わなくも無くもなく。
ちなみにStrong armed
forces という表現はシンガポール軍もたまに使ってるので、
なんか中華系の皆さんが好きな英語なんでしょうか。
…と思いきや、その中にはこんなモノも。
なんだこれと思ったら、海外との軍事交流でもらった記念品だとか。
と言っても、正式な国交がある国は極めて限られる台湾ですから、どこで何を?と思ってみたら、
右の置物にはアフリカのブルキナファソの名が。
…そんなとこで何をしてるんでしょう。
ちなみにシンガポール軍とはたまに合同演習をやってるようです。
Strong armed forces
友達?
模型ですが左が台湾国産という事になるIDF戦闘機。F-CK-1とう名もあるらしいです。
右はその後で導入される事になったF-16A。
ちなみに台湾のF-16購入契約は1992年なので
てっきり新しいC/D型(Dが複座の練習機)だと思ってたんですが、
旧型のA/B型(Bが複座練習機)なんですね。ここで見て初めて知りました。
となると中古か?と思って帰国後調べてみたら、なんと1990年代後半になってから、
台湾用にA/B型をブロック20としてわざわざ製造してるのでした。
なんでわざわざA/B型を1990年代になってから?というのはよくわかりませぬ。
最新型ではないよ、という事で中国への配慮?
話をIDFに戻すと、1980年代にアメリカからの戦闘機輸入が出来なかったので
(国交が無い上に中国への配慮があった。ただし後に可能になる)
ゼネラルダイナミクスとの共同開発で、造られた戦闘機です。
経国という愛称もありますが、これは蒋介石の息子で、
後に台湾民主化のきっかけを造る蒋経国の名から来てます。
キチンと調べた事が無いので、よく知らない戦闘機ですから、特に書く事なし。
ただし軽い機体なので、エンジンさえしっかりしてれば、相当やりそうですが。
ちなみにこれ、台南の駅を出てしばらく歩いていたら、上空を飛んでゆくのを見ました。
写真の撮影には失敗したんですが、あれ、F-20ちゃうの?というシルエットの機体で、
大き目のLERXが印象的でした。
それ以外にもいろいろあったんですが、ここら辺りはよう知らんし、模型だし、
という事で細かい蒋介、否、紹介はパス。
といった感じで、今回の本編はここまで。次回、この博物館の本番です(笑)。
NEXT