■ヘルメットいろいろ
中華民国軍が使っていた方位磁石とか。
指南の語源である指南車は方位磁針によるものでは無いのですが、
まあ方位を示すものなら、何でも指南なんですかね。
中華民国の国旗マークを付けてる日本陸軍のヘルメット。
鹵獲品の再利用です。
こちらはイギリス式。
一時共同作戦をビルマ付近でやってますから、その時もらったもの?
でもってこちらはドイツ式。
ドイツ参謀本部の元参謀総長ゼークトが退役後、一時中国に来ていたりしたわけで、
日本との開戦時の中華民国陸軍はドイツ陸軍の強い影響下にありました。
このため当初はヘルメットなども、ドイツ式を使ってたらしいです。
が、写真を見る限りでは閲兵式などを別にすると、
これを使ってる兵隊さんは数えるほどしか確認出来ず、
どこまでキチンと支給されてたのかは、かなり怪しい気もします。
しかし、こんだけ色んなヘルメットを使ってる軍隊というのもちょっと珍しいような。
友軍兵の見分けはヘルメットの形でやる事も多いですから、
これ事故の元になったりしなかったんでしょうかね。
最後は開戦前の中国で国民党軍が配ってたらしいお皿。
新生活運動とか、礼儀羞恥とかの字が見えます。
ちなみに、なぜかヘルメットと同じケースの中に入れて展示してありました。
…いざとなったら、これで弾を防げ、という事?
といった辺りで、抗日戦の展示は終了。
今回の本編はここまで。
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