■最後の晩餐



さて、ではどこで食べようと考えながらウロウロしてたんですが、
そういや獅子林の裏辺りで、梁山泊というスゴイ名の
小籠包屋さんがあったな、と思い出す。行って見ますか。



営業中でした。
まさかこのお姉さんが鉄牛だったらどうしよう、などと思いながら、
とりあえず普通に小籠包を注文する。



半屋台、という感じのお店で、個人的には好みの雰囲気が展開されております。
ブラウン管のテレビでは、台湾のプロ野球が中継されてました。

ちなみに目の前にある魯肉飯、直訳すると間抜けな肉の飯、
でして4DX牛排といいよく判らんな、台湾の肉料理…
と思って帰国後確認したら、どうも豚のバラ肉のどんぶり飯らしい。
…なんでそれが、魯、すなわちマヌケなの、と思って辞書を引いてみたら山東省の料理を
中国語で魯菜と呼ぶのだと知る。知らなんだ。というか、山東省の人、怒らないの?

余談ですが、大陸系中国人の皆さんが造ってる辞書、
買ってみると大抵、中国の地名として地図が付いてるんですが、
台湾は台湾省として中華人民共和国の一部になってる、
北朝鮮がただの朝鮮で、大韓民国が韓国、という表記になってる、といろいろ面白いです(笑)。
台湾の辞書がどうなってるのか、繁体字用に一冊、買って来ればよかたなあ。



席はとなりのお店と共通で、ちょっとした屋台街みたいな空間でもあります。
まだ8時ですが、お客さんは意外に少なめ。



注文してから蒸すようで、しばらく待たされてから出てきました。
お味はなかなかよろしかったです。
これで75元(約250円)ですから、台湾も安くてうまい店が多いのだなあ、と思う。


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