■前甲板まで
船体内の通気用のダクトだと思いますが、もしかすると機関部の吸気用のものかも。
艦橋部正面に出ました。
兵装以外は、1960年代前半にアメリカで改修された時のまま、という感じです。
甲板二階部にあるのは、先にも書いたように左右の円筒型のが対潜魚雷、
真ん中の台形の箱3個が適当に乗っけてある(笑)対艦ミサイル。
艦首方向を見る。
艦内の錨鎖巻き上げ機(ケーブルホルダー)に繋がってる鎖筒(画面中央付近、左右の白いケース)と、
ワイアが巻き付けてあるキャプスタン部(手前の糸巻きみたいなヤツ)が並んでます。
左側の網状のカバーは人が錨鎖に巻き込まれないようにするものですが、
右側のモノは失われてしまったのか見当りません。
さらに現状、錨の鎖が撤去されてしまっており、
鎖筒からは何も出てないので、なんか間抜けな感じになってます。
さらにもやい綱を巻き上げるキャプスタンにはワイアが巻き付けてあります。
白い鎖筒の下の艦内には錨鎖巻き上げ機(ケーブルホルダー)があるはずで、
手前のキャプスタンと共有の動力部もそこにあると思われます。
どうも言葉じゃ判りにくいので、念のため本来の状態を、タイのHTMSメークロンの展示から。
錨鎖巻き上げ機はこの甲板の下の部屋に動力部と一緒に入ってます。
なので錨鎖は鎖筒を通して艦内に取り込まれるわけです。
こうして見ると、やはりタイは軍事系の展示が意外に充実してたのだなあ、と再認識。
艦首部から艦橋方向を振り返る。
本来ならこの辺り、錨鎖で溢れてるはずなんですが…。
手前にあるハの字の白い部分には本来穴が開いていて、
そこから錨鎖が船首横の錨までつながってます。
が、現状、塞がれてしまってますね。
…なんか、こう、深圳で見た空母ミンスクっぽいんだよなあ、
こういった適当な展示っぷり(笑)…。
中華圏の特徴なのかなあ…。
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