■軍人さん横丁



というわけで、これが正式名称 国軍歴史文物館、Armed Forces Museum ですね。
せっかくだから見て行くか、と思ったんですが、ここもシャッターが閉まったまま。
玄関の説明を見る限り、本来はここも月曜、祭日だけが休みのはずなんですが…。

ひょっとしてこれも台風の影響で、今日は国立施設の多くがお休みなんでしょうか。



その文物館の横にはズラリと広告が並ぶ。
上は軍人さん募集の広告で、人それぞれの理由がある、でも国を守るのは全員一丸で、
といった文句が書かれてます。

問題はその下で、普通の商品広告が軍の施設の横にズラリと並ぶ。
なんだこれ、と思ったら左手に中華福利站の文字が。
名詞の站は通常、鉄道の駅を指すんですが、この場合は、
ショッピング センターを商業中心と訳す系統の直球中国語で(笑)、
福利厚生ステーション、といった意味になります。

おそらくここは軍人さん向けの商業施設で、
市価より多少安いといった店じゃないかと思うんですが、
さすがに中に入る勇気はなかったので、あくまで推測です。



と、その横でどこかで見た建物が見える。
あ、あれ総督府だ。大統領官邸みたいな施設ですから、
軍関係の施設が、いかに政治の中枢部の近所にあるかがよく判るかと。

ちなみにこの手前は西門の商業地区ですから、
日本で言ったら新宿と街と都庁の位置関係に近いかもしれません。
こっちはもっと近距離ですが。



そこにあった英雄館なる建物。
これも軍関係の施設でした。
どうも軍人さん専用のホテルみたいですね。

ここの中にはレストランやコンビニもあり、こちらは一般人も利用できるようです。



さらにここは結婚式場も兼ねてるようで、上の看板はその案内。
下の電光掲示板には現役軍人なら使えるよ、といった文章が流れてました。

ちなみに台湾は2016年現在でも短期間ながら徴兵制が残ってたはず。
(1年未満の期間で単なる軍事教練だけらしいが)
電光掲示板にある含替代役男は、健康問題などで兵役に付けなかった人が、
代わりに軍関係の事務仕事などをやる事でしょう。
おそらく、彼らも英雄館を使えるよ、との事なんだと思います。
(役男が兵役中の男性を指す)


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