■さらに深みに



そこの門の上にあった彫刻。
こういった細かいところにいろんな装飾を行う、というのはいかにも中国式ですが、
日本でも江戸期にこういった細かくてパラノイアな建築が一時、流行りました。
その極北が日光の東照宮で、京都や鎌倉の日本式の神社仏閣に慣れた人間から見ると、
気でも狂ったか、という建物になってます。

都内東部には上野の東照宮、根津の根津神社など、同じような装飾の建築がいくつか残っており、
江戸期の連中の美的センスの暴走ぶりがしのばれます。
なんで突然、あんなことに、と思うんですが、こういうのを見ると中国の影響ですかね。
ああいうの、鎖国直前位からの流行ですし。



そこを出ると、籠にハトを入れて飼ってる家が。
ペットなのか、食用なのかわかりませんが、外には野生(?)のハトが訪れており、
なんだか刑務所の面会時間みたいな状況になっておりました。



そこからまた、路地っぽい道を通って行きましょうか。
右側にたくさんのスクーターが見えており、まだまだバイク時代の都市なんだ、
というのが感じられます。
ちなみに市内中心部、というのもあるのでしょが、
自転車で走ってる人はあまり見ませんでした。



軍服関連の商品を扱うお店が。
マニア向け?と思ったんですが、後でみるようにすぐ近所に軍関係の施設が多く、
おそらく現役の皆さんが買ってゆくのではないでしょうか。



しばらく行くと、中央分離帯が緑地になってる大通りに出る。
となると、これは例の城壁跡地の大通りで、これを向こう側に渡れば、
旧台北城塞都市内、すなわち官庁街のはず。

商店街はまだまだ開いてないし、ちょっとそっちを見に行きますかね。



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