■新たなる道教廟
んんんん?なんかロンドンで同じようなの見たぞ、という感じの街中案内板。
台北市内は、アジアの街としては例外的に、こういった案内板がいくつもあり、
思ったよりも親切です。
ただし、これもロンドン式に必ずしも地図の上方向と北が一致してないので要注意。
と、そこでやや本格的な道教廟の門を見つける。
またちょっと見て置きましょうか。
門の下から廟を見る。
左右の建物、今ではなんか廃墟感あふれてますが、かつては参道のお店だったんじゃないですかね。
そこの家のドアで見かけた門神。
……いや、まあ、その、道教はなんでもありだとは思ってましたが、
まさか世界一有名な黒鼠まで神様にしてるとは思いませんでした…。
やや本格的な廟です。
ちなみ大雑把に言って、こういった街中に置かれてる小型のものが廟、
さらに大型で、専任の道士が住み込んでる施設を道観と呼ぶのですが、
台北市内は廟ばかりで、道観は見かけませんでした。
1787年に建てられ清水祖を祭る廟だそうですが、
日本統治下の時代はここは学校だったとされてますので、
となるとこの廟もまた戦後の再建でしょうかね。
手前の柱、龍が巻きついてる柱は道教建築の特徴の一つなんですが、
上海では高速道路の支柱にこれがあったりしてビックリした記憶があります。
祀られてる清水祖も実在の人が神様になったもので、
台湾の対岸にあたる中国本土、福建省の人でした。
雨乞いの名人だったとか、稲の神様だとかされますが、
これまたいろんな伝説が入り乱れて、実態はよくわかりませぬ。
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