■道教廟の奥底



こちらがご本尊、媽祖様。チョーデラックス。
紅白歌合戦の小林幸子さんみたいな状況、あるいはそれ以上、という感じになっております。
どのくらいスゴイか、というと同じ圧縮率のJPG画像なのに、280KBのサイズとなってます。
ちなみに通常は190KB程度、大きくても200KB以下ですから、
同じ面積で約1.4倍の情報量を持つ画像となってるわけです(笑)。

ついでながら、こうして見ると、最高に縁起のいい金と紅ずくめで、
あ、アイアンマンの色だ、というのがよくわかるかと(笑)。

ついでに右手前下に二体、頭に赤い袋被った
スターウォーズの悪役みたいな像がありますが、なんだこれ。
他では見た記憶がないものですね。



ご本尊様の横には木製の武具があります。
これもたまに道教廟で見るものですが、その意味はよくわかりませぬ。



さらに奥もあるんですが、ここには右上に見えてる、
熱心にお祈りしてる男性が一人居たため、あまり深入りはせず、
入り口の方に戻りましょう。




廟内の回廊を一周して、入り口付近に戻って来ました。
ラーメンマークで囲まれたこの看板は中華圏でよく見る文面なんですが、
左から三番目の粛清は、台湾人を殺しまくった(人口に対する比率なら毛沢東、スターリンに匹敵するだろう)
蒋介石を讃えてるわけではなく、粛清に、つまり廟内では静かに、の意味。

右端は媽祖様の別名、天上聖母、風調雨順は本来、雨風に恵まれて豊作を願う言葉ですが、
近年は、そこから転じて全てがうまく行きますように、という意味を持つようです。
手前の国泰民安は、国が太平で民衆が安らかにすごせますように、
すなわち国家太平といった感じの意味ですね。



ここにも別の神様が祀られてました。
それぞれの神様の前には、写真のようなお祈り用の椅子があります。

こちらは玄天上帝と書かれてますが、いわゆる玄武ですね。
天の東西南北二八宿の星の内、北の七宿を神格化した神様です。
北を司り、かつ水の神様でもあるのですが、亀と蛇がセットで付いてる事が多いです。
これは水の神様だから説と、かつて悪魔との戦争で、蛇と亀に化けた悪魔を
踏みにじって勝利したから説があるようですが、まあ、どっちでもいいですね(笑)。


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