■そして朝食へ



出口付近にあった像。
これも日本の金剛力士、阿吽像の影響っぽいなあ。

つにで、右側のお札に注目。
観音菩薩の名前が見えます。
司馬遼太郎さんの街道をゆく 台湾編によると
媽祖と並んで観音信仰がさかんだ、とされてますので、その一端でしょうか。

が、よく見ると最初に仏教用語の南無があり、
これは自分が帰依する仏への宣言文ですから、完全に仏教式です。
(サンスクリット語のnamas、我は慕う、からこの仏に帰依する、の意になる)
あれ、ひょっとして仏教徒によるお札テロ?と思うもよくわからず。
そこらあたりも笑顔で受け入れちゃう懐の深さがあるのは道教ではありますが。



門の扉にあったこの彫像は誰かはよく判らないものの、
西暦2007年寄贈、の文字があったので、かなり新しいものでした。
21世紀に入っても、まだまだ信仰は元気に生きてるのだ、という事です。



さて、すでに10時を過ぎており、なんとか食事を…と思いながら歩いてると、こんな看板が。
どうやらボチボチ、店が開き始めてるようです。



ここ、写真付きのメニューがあったのでこれならオッケーと、速攻で入店。
奥の壁の妙な絵が気になったのですが、どうも古い台湾映画のポスターを再現したものらしい。



先にも書いたように、西門は映画街として発展した繁華街なんですが、
こういった懐古調のお店もいくつか見かけました。
貼られてるポスターは古い台湾映画のものらしいですが、ちょっと見てみたいな、これ。


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