■バンコク バス天国の始まり
しばらく行くとありました、バス停。
20番の数字も見えてますから間違いなし。
そこから通りの先を見ると向こうにもバイクがズラリと並んでるのが見えたので、
ひょっとしてこの辺りはバンコクの中古バイク街ですかね。
などと周囲を観察してたらすぐに次の20番のバスが来てびっくり。
こういった小さい停留所では手を上げないと走り去られる事があるので
あわてて手を上げてバスを停めて乗り込む。
車内はこんな感じ。
バスといっても日本だとマイクロバスに分類されるもので、
日本の都市部の路線バスとは全く別物。
基本的に運賃はどこまで行っても均一で
2014年現在は8バーツ(約28円)でした。
一番前の席、運転手さんの隣に座ってるのが車掌さんで、
新しいお客さんが乗ってくると、彼女が料金を回収に来ます。
という事は、私の大好きなバスの一番前の席は座れない、という事(涙)。
ただし、これには車掌さんルーレットシステム(仮称)という例外があり、
この点はまた2日後のバスの旅で説明しましょう。
この段階では運賃か判らなかったので、とりあえず20バーツ札を渡すと、
キップと12バーツのオツリが返ってきたので、ああ8バーツかと知る。
安いなあ、なんだバンコクの物価、それほど凶悪でもないな、とここで安心する。
ちなみに何度も書いてますが、日本はかなり物価の安い国の一つです。
1990年代に赤坂のホテルに停まって六本木で飲み食いしてた
アタマの優れない欧米人が広めたデマ、日本は物価が高い、
が未だに一人歩きしてる感じがありますが、
先の牛丼で見たように、バンコクより安い部分すらあるんですよ。
ちなみに当然、バス停の案内放送とかはないので、
車外の風景を見て自分の降りるところが近づいて来たら、
写真左に見えてる出口上にあるブザーを押して降りる事を知らせます。
つまり、一度も行った事がない場所相手では使えないのが
アジアの路線バスの特徴なんですが、
今回は終点まで行けばいいので、その点の不安はなし。
さらに今ではグーグルマップのストリートビューで
目的地周辺の風景が確認できてしまいますから、
2日後に見るように、途中下車も意外になんとかなります。
その使用難度はかなり下がってると言えるでしょう。
それでも、今回の旅行中、私以外の外人が路線バスを使ってるの、
一度も見かけませんでしたが(笑)。
で、バスは基本的に冷房が入ってません。
よって窓開けっ放しで走り、天井には扇風機が付いてます。
ただし私が見た範囲で、この扇風機、動いてた事がありませんでしたが…。
ちなみに20番の路線にはクーラー付きのバスも走っており、
実はそっちが私の乗るべきバスだった、という事が後ほど判明します…。
クーラーつきとクーラー無しで、
微妙に運行する地区が違うと事があるとは…。
という感じに後はバスで終点まで乗ってるだけだぜ、
と完全に油断したところで(笑)、今回の本編はここまで。
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