■屋台軍団



そんな街中にも祠があって、お供えとさまざまな像が飾られています。
ちょっとした家や商店だと、それぞれが独自の祠を持っており、
夜間にはこういった赤い照明が点いてたりします。

これも後で見ると思いますが、これを仏教国の風習と見るかは微妙で、
かなり土着系の、あるいは道教、ヒンズー系の宗教の影響が見られます。

個人的には日本で関西を中心に見られる地蔵堂信仰に似てる気がして、
やはり大阪は日本の中ではアジアなのだ、と思ったり。



おお、美味しそうな食事が並びますが、これは地元の人向けなのか、
価格の表示が全く無く、10年ぶりのバンコク初日の旅行者には手が出ません。
後で思えば、ここで食事をしておくべきでした…。



その次の通り、例のタニヤの通りとパッポンの通りの間の路地はこんな感じ。
ここはお姉さんの呼び込みの無い、純粋な飲み屋街みたいでしたが、
見れば客はオーストラリア人かアメリカ人だろうな、という
ラフなカッコで大声で英語を話してる連中ばかり。

私の経験から、アジアで夜中に欧米系の連中がタムロしてる場所に
ロクな場所は無い、というのが鉄則ですので(東京で言えば六本木)、速攻で退散。



その先で24時間営業らしいスーパーがあったので覗いてみる。

なんともオシャレですが、ここまでではないにしても、
バンコクのスーパーは基本的に日本の大型スーパーと変わりません。
ただし、多くの人はスーパーではなく、地元の市場で買い物してるようで、
ここら辺りの市場は今後、散々遭遇する事になります(笑)。



が、そこに並んでる商品をみて心臓が止まりそうになる。

日本のお菓子が88.25バーツ(約310円)ってアホか、
日本で買ったほうが安いじゃないの。
現地生産ではなく、輸入品なのかもしれませんが、それでも狂ってますね。

あれま、10年ぶりのバンコクはアメリカ並の狂乱物価だと
絶望的になりましたが、これもこの地域が異常なのだと後に判明します。

ホントにこの地域で飲食&買い物する連中は、
タイの恐るべき生物兵器によって
金銭計算ができなくなったマヌケ外人だけ、としか思えませんぜ。
なんなんだ、この一帯。

昔、アタマの優れないアメリカ人が赤坂のホテルに泊まり
六本木で飲み食いして、日本は物価が高い、と真顔で言ってるのを見て、
こりゃまた救いがたい連中だと思った事がありますが、
この一帯の日本人も似たようなもんだなあ…。

赤坂から六本木、青山一帯のようなショーモない街は
日本以外にもあるんだ、という意外な発見ではありましたが…。


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