■露店天国
こちらは地下鉄などの例の料金預け入れICカード入れ。
こんなものまで露店で売ってるんだと思ったのですが…
その先ではヌイグルミとお人形さんまで売ってました。
こうなると、ほとんどフリーマーケットみたいですね。
こんな場所で買う人居るのかなあ…
ちなみに左側奥に見えてるのがスカイトレインの駅です。
で、スカイトレインの方のサラディン駅から直接入れる
商業ビルがあったので、入ってみると、いきなりこれ。
なにせアジア中で嫌われてる我が日本、ソウルや上海あたりだったら、
焼き討ちに会うんじゃないか(笑)というくらいの日の丸の嵐でビックリ。
バンコクや香港では日本文化や日本語は一種のファッションなんですが、
ここまでスゴイのは初めて見ました。
どうもこの辺り、6万人近いといわれるタイ在住の日本人ご用達の
商業施設&歓楽街らしく、それゆえの暴走みたいです。
すなわち別に日本が好きなのではなく、お金を持ってやって来る
日本人のお客さんが好きなんですね(笑)。
余談ですが、同じ日本人キライでも、かつて現地で見たり聞いたりした感じでは、
どうも中国と韓国では微妙に質が違います。
両者とも孔子がいかにスカタンか、という事に気が付かず、
儒教を1000年を超えて国是としてしまった結果、
物事の本質より、体面の保持を重視する思想に染まった地域です。
よって一度プライドを傷つけられると
その恨み、損得抜きで1000年忘れん、という部分は同じ。
が、その傷つけられたプライドの質が違うのです。
韓国の日本への恨みは、わずか500年の間に
3度も侵略しやがってこの野郎、というのが基本です。
清の属国だった李氏朝鮮ですから、日本と比べてどっちが格上か、
という問題にはあまり敏感ではない印象があります。
歴史問題に関して言えば、そこにあるのは純粋な日本の侵略行為への恨みです。
(歴史問題ではなく現代の国力の問題ではこの点に敏感なので注意)
ところが中国の場合、微妙にこれが異なります。
世界の中心にして華である我が中華文明圏圏は
人類誕生以来、アジアの覇王アルヨ、というウヌボレがあるからでしょう。
もっとも、これは半分事実で、日本も中華文化圏が無ければ、
現在のような形で存在する事はありえません。
この点はお世話になりました、というほかありませぬ。
が、残りの半分、中国がアジアの覇王、アジアの華よ最強よ、
という問題に、ケチをつけた文明圏が二つあり、
それが侵略王朝の元を打ち立てたモンゴル帝国と、
となりの島国からやってきて、中国を荒らしまくった大日本帝国となります。
(清を打ち立てた女真族も漢民族ではないが、中国文化圏と見ていいだろう。
弁髪、チャイナドレス、食事を個人ごとの皿に分ける、
など細かい差異はあるが、日本やモンゴルに比べれば仔細な差と言っていい)
ただし、このうちモンゴル帝国の末裔は、
清帝国時代に完全に征服され、属国状態にされたため、
やはり中華文化圏サイキョー説疑念なしであり、問題はありません。
が、19世紀末に日清戦争で苦杯を舐めさせられ、20世紀に至っては
満州国を勝手に独立させられるは、日中戦争で国内をガタガタにされるはで、
散々な目に合わされた日本にだけは、
中国は未だに一方的に敗北して終わった状態のままなのです。
アジア圏において、中華文化圏が一度も自力で勝利を掴んだ事が無い相手、
完全な属国関係に置けなかった国、
それが日本という文化圏となります。
(西アジアは除く。よって唐時代にイスラム帝国に一度破れてるのは例外)
朝鮮半島、ベトナム、モンゴル、チベットなど、
中国人は完全に格下と見なしてるフシがありますが、
日本にだけは、この価値観が当てはめられないのです。
あくまで個人的な感想ですが、ソウルで見た中国人団体客は、
まるで自分の庭に遊びに来たかのごとく振舞ってる事が多く、
日本やアメリカで見る中国人観光客とは
随分印象が違うなと思った記憶があります。
なので彼らが中華文化圏サイコー、アジア最強!と妄想する時(笑)
あれれ、でも日本には散々ケチョンケチョンにされたままだよね、という
ツッコミが強烈な心のトゲとして残ってしまうのです。
(もっとも中国人に限らず日本だろうとアメリカだろうと、
こうした考えは全て妄想だと言っていいが)
ここら辺りが中国人のプライドをいたく刺激してる、
というのが中国の日本嫌いの本質にあるように見えます。
つまり日本だけは、中華文化の属国にならず、
それどころか、こちらが属国にされかけた、というコンプレックスです。
この点、単純に何度も国土を蹂躙された挙句に植民地にまでされた、
という屈辱が単純に憎悪に転じている韓国とは、微妙な差があるように見えます。
傷つけられたプライドの内容が違う、という事ですね。
どちらにしろ、日本の政策もスカタンだったので、
恨まれても仕方ないかもなあ、という部分はあるんですが…。
よりによって、恨みに関しては世界一流、
という国家二つ相手にヘタを打ったなあ、という気はします。
まあ、イギリスやアメリカとかもヒドイもんですから、
日本だけがスカタン、とも言いかねる部分はあります。
が、その理屈だと戦争であれだけ人を殺してるんだから、
私だって誰を殺してもいい、という事になりかねませんから、
やはり冷静に振り返って反省するべき部分はあるでしょう。
自分の都合で他所の文化圏や国家を蹂躙していい、
という正当な理由は本来、存在しないのです。
さらにはこんな店も。
日本式カレーの専門店で、カツカレーとかもあり、
店名と右側のノボリ告知だけを見ると、ここは日本かと思ってしまいますね。
オーナーが日本人、という可能性はありますが、詳細は不明。
それよりビックリしたのがそのお値段。
カレーライスとミニサラダつきの基本セットが180バーツ(約630円)。
カツカレーとかは、軽く200バーツ(約700円)を超えてきます。
これバンコクの物価レベルなら、日本国内で1500〜2000円近い感覚のお値段です。
チョーいいお値段と言っていいでしょう。
ええ、バンコクってそんなに物価が上がってしまったの、
以前は100バーツ(約350円)も出せば、それなりの飯が食えたのに…
と驚愕したのですが、後にこの地域、
日本人ご用達のこの一帯の物価が狂ってるのだ、と判明して一安心。
でもって、こんなボッタクリ店がやっていける、という事は
バンコク在留の日本人の皆さんは、この金額を払って食事してるわけです。
私の感覚では理解しかねますが、皆さん、よほどお金持ちなのか、
脳内における計算能力を阻害する伝染病にでも集団感染してしまったのか。
後者の場合、タイ商人と結託した軍の生物兵器の
可能性も検討するべきでございましょう。
なんとダイソーのお店が。
当然100円ショップではなく、値段はいろいろあるようです。
バンコク市内で何店か見かけたので、
この日本人エリアに限らず、かなり大規模に進出してる感じ。
といったところまで見たのですが、
このビル、既に他の階の他の店はほとんど閉まっており、
とりあえず今回はこれくらいにしておきますか。
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