■バンコクの操車場
次の停車駅。ええ、駅なんですよ、これ(笑)。
道路側などにも入口の表示は無く、場所を知らないと利用は困難でしょうね。
この列車、特急のはずなのになあ、と思いながら撮影(笑)。
ちなみに良く見るとホームの中央付近にある信号機に、
巨大な×が貼り付けられたままになってますが…いいんだ、これ。
ついでに画面中央やや左のは電話ボックスで、
かなりの人が携帯かスマホを持って歩いてましたが、
2014年現在、公衆電話もまだまだ現役のようで、あちこちで見ました。
途中で見えた建設中らしいレール。
列車数的にここを複々線にする意味はないので、
新たにレールを引いて、そっちに移動するんですかね。
これは途中で見えた操車場。
ちなみに後でまた説明しますが、世界で初めてB-29の爆撃を受けた国は、
日本ではなく、実はタイでして、その場所がバンコクの操車場でした。
先に書いたように枢軸国側に立って参戦していたため、標的にされたようです。
ちなみにB-29の迎撃に上がったのはタイ空軍で採用されていた
日本の戦闘機、一式戦 隼だったとされますが、この辺りもまた後で。
なので、おそらくこの辺りがその標的だったと思われますが、
フアランポーン駅周辺にも操車場らしい地区があり、
はたしてどっちが爆撃を受けた操車場なのかはよくわかりませぬ。
お次の駅でもまた停車。
奥に高層ビルが見えて来ましたから、かなり市内中心部に近づいたと思われます。
で、こちらは上りホームで、この先終点まで3つくらいしか駅がないはず。
となるとこの列車に乗るほかないと思うんですが、
ご覧の人たちは明らかにその意思は無く、
例の“夕暮れ時になんとなく駅に遊びに来てる人たち”じゃないでしょうか。
こちらは駅併設の売店で、これでも大きな方でしょう。
タイの鉄道施設は完全に欧米式で、駅周辺に住宅街が開発され、
駅前には大規模商業施設が…といった面は全くありません。
むしろ国鉄沿線周辺は、
バンコクでもあまり開けてない地域とすら言えます。
こうして見ると日本の鉄道は
やはり世界でも特異な発展をしたシステムですね。
どの駅からでも好きな目的地に行けて、
交通の中心点である鉄道駅を中心に
都市が発展する、という国は、あまり他に例を見ません。
ちなみに私は日本式の鉄道の熱烈な支持者で、
東京なんて、世界中でもこれだけ
利便性の高い都市は他にないでしょう。
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