■さあ着陸ザマス



主翼のフラップも降ろされ、だいぶ高度も下がって来ました。
完全に都市部の光景ですから、間もなくドンムアン空港でしょう。

ああ、こんな写真が撮れる日がついに来たか…


その直後、一瞬窓の外を過ぎさった景色。
右側に見えてるインディアンのテントとロッジみたいな建物が
今回の主要目標の一つ、ナショナル メモリアルですね。

タイの戦没者慰霊施設なんですが、
ここに博物館がオープンした、と聞いて今回初めて乗り込む事になります。
それ以外にもいろんな発見があって、いい意味で大誤算の舞台に(笑)。

ちなみに、これはドンムアン空港の北側にある建物ですから、
あれ、今回は北側からの着陸か。



無事、着陸。

滑走路の奥になんだか緑地帯が見えてますが、あれが一部で有名な(笑)、
ドンムアン空港のゴルフ場。

この空港は滑走路の直ぐ横に、柵も何も無く、唐突にゴルフ場があるのです。
ここは元々軍用空港で、今でもタイ空軍が併用してますから、
空軍、あるいはベトナム時代のアメリカ軍が造っちゃったものだと思います。
確か現在は一般人でも予約すればプレーできたはず。

…しかしこれ、飛行機にぶつかったら二打罰とか、
独特のルールがあったりするんですかね。

ついでにドンムアンの名を聞くたびに

ドンドン ムンアン、ドンムンアン、
ドンドン ムンアン、ドンムンアン、
ドン ムア ドン ムア 
ドンムンアン

という歌詞がドンパン節のメロディーと共に
私の脳内で無限リピートされて困ってます。
…何かの病気でしょうか。



ドンムアン空港では普通に搭乗橋を使って降りる事ができ、
あっさりそのまま空港内に入れました。

ちなみにエア・アジアでは預け入れ荷物は20kgごとに別料金となるので、
皆さん、なるだけ機内に荷物を持ち込もうとしてまして、
その出し入れで、ちょっとした渋滞もありにけり。



中に入るとこの混雑。

左の看板に見えるように、中国語の案内が多く、
中国方面からのお客さんが多いのでしょうか、ドンムアン空港。

実際、この画面に見えてるうちの7割くらいが中国系の団体客のようでしたが、
不思議と今回の旅行中、中国系の団体さんとぶつからず。
まあ、変なとこばかり見て歩いてたからかもしれませんが…。

ついでに、現在は新国際空港が開港しており、
本来、ドンムアンの民間航空はほとんど閉鎖される予定だったと聞いています。
実際、10年前に来たときは、これが最後、ありがとうドンムアン、
さらばドンムアン、ドンムアンよ永遠に、という感じのポスターなんかもあって、
そうか、さらばドンムアン、君と会うことは二度とあるまい、
と思ったもんですが、10年後に再訪してみればこの状態(笑)。
オレの涙を返せと思ったり。

ついでに、10年前は出国時に空港使用料500バーツ(約1750円)と、
タイの物価を考えるとかなりよい金額を取られました。
しかもクレジットカード使用不可。
これを知らないでバーツを使い切ってしまって空港に到着、
出国ゲートでモメてる観光客をよく見たのですが、
今回、これがあるのかないのか、どうもはっきりせず、
念のため最後まで500バーツだけ残して置きました。
結論としては、この徴収は
既になくなっており(恐らく航空券代金に入ってる)不要でした。
…この500バーツが使えれば、最後に、ご馳走食べて来れたのになあ。

ついでに空港内の告知によると、ドンムアン空港は100周年を迎えてるのだとか。
それってライト兄弟の初飛行から10年後には空港ができていた、という事ですよ。
失礼ながら、ホンマかいなと思ってしまいますが、
後で見る博物館の展示によると1914年に海軍飛行場として
ここに最初に飛行場が造られたものなんだとか。

ちなみに羽田空港は1931年デビューですから、
ドンムアンの方がはるかに先輩です。


**追記
1931年は民間飛行場デビューで、羽田に飛行場ができたのは
1917年からだ、との指摘をいただきました。
確かにそのとおりなので、訂正します。


NEXT