■いよいよ本堂へ
さて、いよいよ本堂へ向かいます。
中央に見えてるのがそれで、なるほど確かに屋根は黄色いですね。
ここは二重の回廊で囲まれてまして、周辺四箇所に設けられた門というか
屋根つき通路を通って中に入ることになります。
右手に見えてる、本堂に向かってる黄色い屋根の建物がその回廊を横切る通路です。
その通路の途中にもいくつかの部屋があり、
その中のひとつでやけに熱心に女性が写真を撮影してました。
何かあるのかな、と見てみましたが、普通に仏像が祭られてるだけでした。
あるいは私が知らないだけで、何か有名な像なのでしょうかね。
ちなみに手前に仏陀の話を聞く聴衆というかお弟子さんが居るのが
日本の一般的な仏像ではあまり見ない構図です。
両者にだいぶ身長差がありますが、日本の漫画表現に慣れてしまった身では、
それほど違和感を感じなかったり(笑)。
さて第一階層というか、外側の回廊内部はこんな感じです。
しかし、この変なおっさんが支える塔はなんぞや…。
ギリシャだったかローマだったかの時代に似たようなデザインのものがあり、
英国(大英)博物館で見た記憶がありますが、まさかその影響かなあ。
19世紀の造形なら、必ずしも否定できない気がするぞ…。
その周りには中国風の像が意味も無くズラリと並んでます。
中国の庭園や寺院、廟でもこんな風景まず見ませんから、
ラーマ三世、どれだけ中国好きだったんだ、と思う。
明治時代に頭の優れない成金が、イギリス式庭園を
東京で作って喜んでいたのと同じセンスかなあ…。
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