■さらなる混沌へ



頭部を後ろ側から。
日本の大仏像と同じ髪型ですね。

パンチパーマ説からタニシ説までいろいろあるこの髪型ですが、
螺髪(らはつ)と呼ばれ、悟りを開いたお釈迦様に現れた
肉体的な特徴(仏の三十二相)のひとつとなってます。

なので街中で見かけたパンチパーマのお兄さんだと思ってた人が、
実はお釈迦様の化身だった可能性も捨て切れませぬ。
今度からよく見ておきましょう。

まあ、お釈迦様は前回の入滅でこの世界の輪廻転生から解脱してしまったので、
本来は戻ってくることはないはずですが(笑)。



もう少し斜め前から。

枕の部分もえらく凝った装飾がなされており、逆になぜ背中とか下半身とかが
ここまであっさりしてるんだろうと思ったり。



ちなみに背面もこんな感じで柱過多となっております。

…ひょっとして、この涅槃仏、夜な夜な動き出してチャオプラヤーで泳いでる、
とかいった伝説でもあって、この檻みたいな建物で閉じ込めたのか、
という気がしてきました。



という感じで、ワット ポーの主人公ともえいる涅槃仏の見学は終了。
その前の広場に戻ってくる。
さて、次はどうするか。


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