■いきなりメインイベントへ



ありました、これが拝殿の入り口。
靴を脱いで中に入るので、あれ、日本とおなじだと驚く。
アジア圏で靴を脱ぐのを要求されたのは初めてなので、やや意外な感じはあり。

タイでは何度か家の中で裸足の人は見ていたのですが、
彼らの場合、その裸足のまま外を歩き回ってたりもするので、判断が難しいのです(笑)。
ひょっとしたら宗教施設のみ靴を脱ぐ、という風習があるのかもしれません。
同じタイでもイスラム圏と仏教圏では異なる部分がありそうですし、
少数民族も多いですしね。

で、例の入り口横の二人組み彫像はここにもありました。



そこにあった参拝の注意。

一番上から、膝をついて仏像への敬意を示してください、
仏像から離れてください、
最後がキチンとした服装をお願いします、となってます。
ちなみに写真撮影は問題ありませぬ。

ただし膝をついて参拝、は誰もやってなかったので、
私も省略させてもらいました。
ついでに、横の日本の漫画っぽいキャラクターも気になったり。



さて、中に入ってみたものの、あれ、涅槃仏はどこですか?
で、よく見ると皆さんの視線は左を向いてる。



でもってそっちを見ると…
なんだ、これ(笑)。



あ、これか。
ここまで巨大だと思ってなかったので、正直驚く。
後で調べたら全長で46mあるそうで、それってほぼウルトラマンサイズでは…。

ちなみに微妙に歪んで見えますが、これはレンズのせいではなく、
全体にやや扁平というか、正面方向から見たときの整合性は取られてるものの、
立体造詣としては、やや手が抜かれているため(笑)。

日本が幕末でごわす、日本の夜明けぜよ、とかやってた時代に、
タイではこれを造っていたのでした。

前にも書いたように涅槃仏はお釈迦様の入滅
(物理的には死だが、精神(霊魂)的には輪廻からの最終離脱)
の時の像で、キリスト教で言ったら、イエスの十字架像と同じシチュエーションのもの。
とはいえ、お釈迦様は余裕の微笑み、イエスは血まみれでぐったり、
という表現の差が、両者の宗教性を象徴してるのかもなあ、と思ったり。

まあ、お釈迦様の場合は老衰死で、しかもこれから次の精神世界に進む状況、
イエスの場合は罪人としての刑死で、3日後には帰って来ないとならん、
というあわただしさですから、その差は当然ではあるのですが…。


NEXT