■何しろいろんなものがある



チャオプラヤー川は今でも生活の動脈のひとつらしく、
貨物用のもの人員輸送用のもの、
さまざまな船が行きかっております。
雰囲気としてはロンドンのテムズ川がよく似てますね。
はるかに高温多湿ですけども(笑)。



川沿いは高級ホテルが建ち並ぶ地区でもありまして、こんな高層ホテルがズラリと並んでます。
が、何度も書いてますが、このバンコク西部は交通の便が極めて悪く、
さらに市内中心部で4km近く続く河岸部に橋は一本しかありません(笑)。

なので写真の左側、旧都でもあるトンブリ地区とかに宿を取ってしまうと、
市内中心部に出るだけでも一苦労でしょう。
もっとも、一部のホテルには専用の渡し舟があるようですが、
だったら最初から東岸に宿を取ったほうが賢いと思うんですけど…。



そこで見えた中国風の仏塔。
と言っても、下の門には九皇の文字が見えるので、これ道教の施設でしょう。
道教廟にこの手の塔が建ってるのは初めて見ましたが、
どういった経緯で造られたものなのかよくわからず。
中国本土の道教病は毛沢東時代に破壊されまくってますから、
実は現存してないだけで、古い道教廟には塔が付き物だった、という可能性もありますが…

とりあえず、この対岸が中華街ですから、その関係だとは思います。



おそらくこの辺りが中華街の船乗り場だったかと。
本来はここにも立ち寄る予定だったんですが、残念、今回は時間がありませぬ。



こうしてみると、バンコクも高層ビルが増えましたね。
この近代的な部分と、例の線路脇の生活が共存してるのが、
先進国ではない証、なのかもしれません。

そういや明治の日本も東京の丸の内だけにレンガ街を造って
一丁ロンドンとか呼んでたなあ…
あれの100年後版が、スラムのような世界と近代ビルが並存する
21世紀のバンコクなのかも。

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