■二階からの眺め



で、そこで奥を見ると、あれ、昨日は塞がれていた
2階回廊への階段が開放されてる!
こりゃ登らざるをえませんね、人として。

ちなみに、床の機体マークは順路を示してるんですが、それ、F-15ですよ(笑)。
タイなんだからF-16かグリフォンにすればいいのに…。



実は前日の記事で紹介したグリフォンやF-5Bの写真はここからの撮影でした。
やはり少し上の角度から見ると、機体の特徴ってのはよくわかるなあ、と思う。



入り口に引っ掛けてあるF-5Aも、こんな角度から見ることができます。
意外に複雑な面構成で、エリアルール1号(仮称)の影響下にあるデザインがなんとなくわかります。



再度、玄関前のF-5Aも載せときます。
翼端の燃料タンクのくびれも、おそらくエリアルール1号(仮称)対策でしょう。

ついでにF-5の特徴のひとつ、妙に小さい垂直尾翼の舵(ラダー)部も見てください。
こんだけ巨大な垂直尾翼なのに、稼動する舵部は、一番後ろの下半分だけです。
まあF-15なんかも比較的狭いのですが、あっちは一応双尾翼ですから、
なんとかなるのかなあ、と。



こちらはグラマンG-44Aウィジョン。

本来は民間用の小型水陸両用機として開発されたのですが、
1941年の量産開始後は、主にアメリカ海軍と沿岸警備隊が採用、
一部は陸軍でも使われる、という事になった機体。
民間用もあったのですが、総生産数の半分以上が軍用機型でしたから、
この展示の機体も、それをタイ海軍が供与され、
さらに例のクーデター経由で空軍に来たものではないかと思います。


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